日経平均先物とは?

   

将来の株価指数の動きを予想して投資するのが株価指数先物取引であります。
個人が使いやすいように取引単位を従来の日経平均先物の10分の1にした「ミニ日経平均先物(日経225mini)」が大阪証券取引所に上場されています。
相場下落時の損失回避(ヘッジ)などに有効ですが、投資金額(証拠金)を大きく上回る取引ですから、リスクに対して十分な注意を払い、ロスカットルールをきちんと実行出来る方が挑める商品だと考えます。

現物株を売買する場合私たちは「何か上昇する良い株はないものか?」とどうしても買いの目で銘柄を探す習性があります。
それに対して先物取引というものは、売りなのか?買いなのか?!と極めて中立的な目で見ることが出来る商品であります。
ここに1つの大きな利点があります。例えば、株式投資信託や現物株をそのまま持ち続けたいが相場下落が予想される場合
先物を売っておけばそのヘッジになるということもありえます。
相場下落で投信や保有株では含み損が発生するが、株式先物の買い戻しで利益が発生するからです。

株式投資の場合大型株を買うべきなのかあるいは中型株を買うべきなのか。
中型株を買うとすれば船株がいいのか?それとも機械株を買うべきなのか?色々と悩みます。
東証一部においても1500近い銘柄が上場しております。
個別株の1つ1つが業績の変動や信用残の推移もしかしたら倒産するかもしれないという危険性をはらんでおります。
ところが日経平均先物に対しては、相場全体の動きが「上げの流れ」なのかあるいは「下げの流れ」なのか、このどちらかだけを考えればいいことであります。
こうした利点が個人にも広く知れ渡り多くの個人投資家が参加しています。
もちろん日経平均先物ミニがスタートしているということでより一層個人投資家の参入となっております。
ミニ日経平均先物の証拠金の最低額はラージと呼ばれる日経平均先物の10分の1でありまして、7万円から8万円程度が多いと思います。
最大で20倍近くのレバレッジ(テコの原理)を効かせることが出来ます。
つまり、大きな利益を生むという反面大きな落とし穴も存在します。

取引は当月物と翌限月物で殆どの取引が行なわれます。
最終売買日は毎年3月・6月・9月・12月の第二木曜日までに反対売買するか、その翌日に算出される特別清算指数(SQ値)で損益を確定します。
繰り返しとなりますが先物取引というものはレバレッジを多くきかせますと予想と違った方向に相場が動けば追証となります。
それが何度も繰り返されると精神的にかなりきつい状態となります。
ロスカットルールを必ず守り、いつでも自分のポジションの状態を良好に維持するという平衡感覚が必要であります。

最後に税金の問題があります。株式先物取引による利益は他の所得と分離して課税される。
税率は20%で、損益通算が認められる対象は他の株価指数先物・オプション取引や商品先物取引に限られます。通常の株式や投信取引とは損益通算できません。

日経平均先物ラージとミニの比較

日経平均先物ミニ日経平均先物
取引単位 日経平均株価の1000倍
(約1500万円)
日経平均株価の100倍
(約150万円)
値段の刻み 10円 5円
値段の刻み1つ
動いた場合の損益
1万円 500円
取引1単位の証拠金 62~75万円程度 62000~75000円程度
最大レバレッジ効果 20倍前後 20倍前後
取引1単位の手数料 525~1050円程度 105~210円程度
その他のコスト 売り方・買い方ともに
金利負担なし
売り方・買い方ともに
金利負担なし

ミニ日経平均先物の取引例

ミニ日経平均先物の取引例
(手数料などは考慮せず)